「あーあ…、情けない姿晒してくれたね君も」
「おー、なんかうっかり捕まっちまったな。はは!」
目の前にいる聞いたことの無いファミリーの男が、餌を求める鯉のように口をわななかせている。呼吸もまともにできないのか。やっとのことで絞り出したらしい言葉は案の定。
「な…なんで、見張り は…?」
「あぁ、あれ見張りだったの?」
「ひ ひとりで」
「雑魚を相手に群れる必要はないよね。お陰でトンファーの手入れが面倒なことになったけど。どうしてくれるの溝に入った血って取りにくいんだけど」
男は答えられずに目を見開いているばかりだ。
「なぁヒバリ、このロープ先に解いてくれよ。金は持ってきたんだろ?とりあえず交渉成立でいいじゃん。コンクリに座りっぱで尻いてーんだわ」
「自業自得だろ。暫くそのままでいるといいよ。こんな無駄な出費させておいてよく言う」
男が視界の端で身じろぐのが入る。
「このアタッシュケースが気になる?なるよね。そのためにお仲間が瀕死なわけだしね」
ほら、とアタッシュケースの掛け金をはずし口をあける。中の紙幣が宙に舞う。
「たった3億ぽっちの要求でうちの雑用ラチらないでくれる?」
蛇に睨まれた蛙のこの状況でも、男の手は舞い落ちた紙幣を握り締めようとする。
「まぁでも、もういらないよね?だってもう君コレ使えなくなるし」
男の目がこれ以上ない程に開かれる。
赤い照準点が額を捕らえる。
「ばーん」
肩越しに硝煙の匂いが流れてくる。
「…自分で抜けられるんならさっさとやればいいのに」
「え、だってほら、俺が捕まったっつったらヒバリが迎えに来てくれると思うだろ。期待してたんだって。ツナの采配にバンザーイ!」
握った銃もそのままに、バカみたいな万歳をしている。あぁ、ほんとバカだこいつ。
「先に帰る。お金、ひろって帰ってきてよ」
「へいへい」
せっかく走ってきたのに。
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富豪刑事の「たった3億ぽっちのために」でここまで妄想できました。
初回の五億のときもなんか妄想してましたね私。
イタリアってユーロだっけー?とか思いつつ。三億持とうと思ったら結構な重労働です。このサイズのケース2.3個じゃたりないはずです。
ひばり様は走ったつってもきっと入り口から現場までの数10mだと思います。必要以上に走らなさそう。
つかコレ、10代目公認なのか(笑)
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ミクランボさん
「
ガリレオ」ではギフト大量にありがとうございました!「しっぽ頭」を切り札にし、「HG★山本」に泣き(笑)、「雲雀 武」との間にもごもご…(爆)
どんどん人に見られるのが恥ずかしい履歴になっていくんだけど…!!